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うさぎと遊ぼう!うさぎの部屋んぽや運動のさせ方とは

うさぎと遊ぼう!うさぎの部屋んぽや運動のさせ方とは

うさぎは実はとても人懐っこい動物。飼い主さんに甘えてくる子も珍しくないですよね。

では実際に、うさぎとどうやって遊ぶと安全で楽しいのでしょうか。この記事では、運動の重要性や、うさぎに必要な運動量、そして部屋んぽの正しいやり方などについて解説します。

うさぎに必要な運動量と時間帯について

みなさんは、飼っているうさぎに必要な運動量を知っていますか?

実際にどのくらいの運動量が必要なのかは、種類や個体差で違いがあるものの、うさぎのルーツはもともと、野山を走り回っていた「アナウサギ(カイウサギ)」です。

ですから、うさぎは遊ぶのも走るのも齧るのも大好き。瞬発力もあるので、狭い場所にずっと閉じ込められているとストレスを溜め込み、運動不足で体重も増えてしまいます。

うさぎと遊ぶ時間帯について

うさぎは遊びたいときは遊び、ゴロゴロしたいときはゴロゴロし、

寝たいときに寝て、食べたいときに食べる、という生活をしています。

この中で、うさぎが飼い主さんの生活パターンに合わせなければならないことは、

「遊びたいとき」「食べたいとき」です。

食べたいときには何でも食べられるようにしておくのは必要ですが、

「遊びたいとき」にすぐに相手をしてあげられるか、と言ったら、難しいこともありますよね。

うさぎには、「早朝に起きて遊び、午前中や昼間に眠り、夕方からたくさん遊ぶ」という生態があります。

つまり、日中は眠たいことが多い、ということですね。

日中以外の早朝と夕方のうち、飼い主さんが比較的構ってあげられる時間が「夕方」や、「夜」ではないでしょうか。

夕方から夜の時間帯に集中的に遊んであげると、うさぎの運動をしたい時間に合わせることができるので、昼間の眠たい時間にたくさん遊ぶよりも、日が暮れてから遊ぶことをおすすめします。(ただし、基本的にはいつでも大丈夫です。)

うさぎに必要な運動量はどのくらい?

飼っているうさぎの運動量がどのくらい必要なのか、よくわからない・・・という人もいるかもしれません。そこで、うさぎの大きさや種類で考えてみたいと思います。

ネザーランドドワーフを小さい種類として比較してみます。

まずは、大きな種類のうさぎについて。特にジャイアント系の、体が大きくて筋肉質な種類のうさぎは、運動量がかなり必要になります。そして、運動できるほど広いスペースで飼うことが必須でもあります。

次に、レッキスなどの中型のうさぎですが、中型のタイプのうさぎは瞬発力と体力の両方が揃っていることが多いので、やはり運動量は多く必要です。活発なので遊ぶ時には遊び尽くし、寝る時間にはなるべく大人しく寝てもらうようにしましょう。

最後に、ネザーランドドワーフやミニうさぎといった小型のうさぎですが、小さなうさぎは体力よりも瞬発力に優れ、広い場所を走り回るより、決まったテリトリーの中で跳ねたり齧ったり、といった運動ができるのが望ましとされます。

一概には言えませんが、うさぎに必要な運動量は、性別と体格、そしてもともとの種類のタイプによって違うので、分からないときは大きさで考えてみましょう。

うさぎの部屋んぽについて

うさぎの飼い主さんにはお馴染みの、「部屋んぽ」。これは、うさぎをお部屋の中でお散歩させるという意味ですよね。

このうさぎの部屋んぽには、いくつか押さえておきたいポイントや注意点があるので、それぞれ詳しくご紹介していきます。

うさぎの正しい部屋んぽとは?

うさぎを部屋に出して遊ばせてあげる理由は、

うさぎの主な寝床となるゲージにさほど広さを持たせることができないから、という日本の住宅にありがちな理由があるからです。

そして、うさぎを部屋に出しっぱなしにしたとしても、

うさぎは犬のように広い場所でのびのびと遊ぶような遊び方をしないと思います。

これはうさぎの、「狭くて暗い場所が好き」という習性があるからで、うさぎは自分の縄張り(テリトリー)をとても気にする動物です。

「ここからここまでは自分のテリトリー」と決めたら、新しい場所にはなかなか馴染みませんし、広い場所にほうっておかれても不安になってしまうのが、うさぎです。

こうしたうさぎの習性は、日本の住宅事情に合っていると言えます。つまり、うさぎにとって部屋んぽをするときは、広い家の中を走り回るより、決まったスペースでいつも通りに好きに遊んでいたほうが、安心なのですね。

ですから、正しいうさぎの部屋んぽというのは、「広い場所で走り回らせる」ということよりも「いつもの場所でのびのび遊ばせる」ということになります。

ひとつの部屋で十分ということですね。

うさぎの部屋んぽの前に必要なこと

飼い主さんがうさぎと触れ合いながら遊ぶためには、ゲージから出して人のいる場所で遊んでもらう必要があります。触れ合いが必要なければ、サークルで遊ばせるだけで十分です。

ここでは、ゲージから出してお部屋で遊ばせるときに必要なことについて、ご紹介していきます。

床には必ずカーペットなどを敷いてあげること。

これが基本です。なぜなら、フローリングなどつるつるとした床は、うさぎには基本的に犬や猫のような「肉球」がないために、滑りやすく、怪我に繋がりやすいからです(肉球がある種類もいます)。

うさぎ自身もフローリングはあまり好まないので、できればカーペットやフロアマットの上で遊ばせてあげるようにしましょう。

齧ったら危ないものや齧られたくないものは、うさぎの部屋んぽの間は近くに置かないようにします。

特に危険なのが、電気コード類です。

うさぎは齧って遊ぶことがたくさんあるので、見ていない隙に、誤ってコード類などを齧られないような工夫が必要です。

もしも、目を離す時間がある場合には、うさぎが飛び越えられない高さの広めのサークルを用意して、その中で遊んでもらうようにするのも安心ですよ。

部屋んぽに必要なおもちゃについて

うさぎに限らず、ペットは好きそうなおもちゃを用意してあげても、なかなかそれで遊んでくれないことが多いですよね。

うさぎは齧ることが好きなので、うさぎが齧って遊ぶようなおもちゃがたくさん売られていますが、

うさぎが好んで齧るのは、実は「匂いのついたもの、美味しそうなもの」です。

好きな匂いのついたものをよく齧りたがるので、飼い主さんが普段使っているもので、齧っても構わないものや好きそうなタオル、段ボール、おもちゃの木の枝、といったものがあると喜んで齧って遊んだり、穴掘りの習性で掘ろうとして遊んだりしてくれる可能性が大です。

いろいろ試して、うさぎの好きなおもちゃを見つけてあげてくださいね。

部屋んぽで注意したいこと

うさぎの部屋んぽには、カーペットを敷いたり、コード類や危ないものを隠したり、といった配慮が欠かせませんが、その他の見落としがちな注意点がいくつかあります。

まずは、うさぎを出したらほったらかしにしない、ということです。

どんなに環境に気をつけていても、例えばカーペットに爪が引っ掛かってしまったり、カーテンに引っ掛かって取れない、または狭いところに入り込んで抜け出せなくなる、ということもあります。

その間、うさぎは喉が渇いたりお腹が空いても何もできなくなってしまうので、怪我予防のためにも飼い主さんが必ず見ているようにしましょう。

次に、暑さと寒さ対策です。

ゲージの中は気をつけていても、意外と見落としがちなのが、部屋んぽ中の室温です。

うさぎにとって一番快適な気温は20~24度なので、部屋が暑すぎる、寒すぎるといったことにも気をつけてあげましょう。

また、他の同居ペットがいる場合にも相性には注意が必要で、飼い主さんにとって安全そうに見えても、うさぎにとっては怖い、というペットもいます。できれば部屋んぽ中は別のお部屋で遊んでもらうようにしてくださいね。

まとめ

うさぎの運動のさせかたにはいろいろと種類があり、部屋んぽ、お外の散歩、など様々です。

その中でも部屋んぽは、家庭で飼っているうさぎにとって一番安全で安心な遊ばせ方になります。

うさぎの気持ちに寄り添って、可愛いうさぎとゆっくり過ごしてあげる時間をぜひたくさん作ってあげてくださいね。

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